「お届け物です!」
インターフォンのカメラ越しにいつも来られる宅配便のお兄さんの顔が見えた。急いで印鑑を持って玄関に走る。
「重いですよ。」「大丈夫です。ありがとうございました。」
と荷物を受け取る。実家からの荷物だ。年に何回届くだろうか?季節の果物や野菜、息子達へのお菓子などなど愛情がたっぷり詰め込まれていて、箱が大きくてとにかく重い。
台所まで私1人では運べないので、玄関先で箱を開ける。わあ、今回もいっぱい入ってるなあ。
この前届いた時には青い早生みかんだったのが、普通のみかんになっていて季節の移ろいを感じる。
みかんが2袋にキウイ。長男が風邪気味だから、たっぷり食べさせよう。実家で作っている野菜も入っている。今、野菜が高いから助かるなあ。
箱からどんどん出していくが、底はまだ見えない。野菜ジュースに大量のお菓子、あらハンドクリームまで。そうそう、手荒れの季節だもんね。
ようやく全てを出し終わり、冷蔵庫やパントリーに収めていく。
実家にありがとうの電話をかける。「届いたよ。ありがとう。」「みんな風邪引いてない?」久しぶりに聞く母の声で私は娘に戻る。いくつになっても母にとっては、私は娘なのだ。しばらく近況を話し合う。
「お母さんこそ、風邪引かないようにね。無理をしないようにね。」
と言って電話を切る。野菜を包んであった新聞紙が1枚落ちていた。実家で取っている地元の新聞だ。
懐かしさがふと甦る。お盆は、息子達の用事で実家に帰られなかった。
お正月には、絶対に実家に帰ろう。まあるい旬生酵素 販売店